こんにちは、かいごフィット運営です。
本日は生活援助についてご紹介します。
包括的に支援する、特別養護老人ホーム等の職員さんは馴染みがない言葉かもしれませんね。
生活援助とは
身体に触れない介護業務の事だと思って下さい。
身体に触れる介護の例は、おむつ交換や移動の介助等です。
買い物、掃除等は、直接体に触れずに完結します。
そのため身体介護、生活援助に大きく分類されているのです。
生活援助の範囲
厚生労働省通達文より
2 生活援助
生 活 助とは、身体介護以外の訪問介設であって、掃除、洗濯、調理などの日常生活 の 援 助 (そ の た め に 必 要 な 一 連 の 行 為 を 含 む ) で あ り 、 利 用 者 が 単 身 、 家 族 が 障 害 ・ 疾病 な ど の た め 、 本 人 や 家 族 が 家 事 を 行 う こ と が 困 難 な 場 合 に 行 わ れ る も の を い う。(生 活 援助は、本人の代行的なサービスとして位置づけることができ、仮に、介護等を要する 状態が解消されたとしたならば、本人が自力で行うことが基本となる行為であるということができる。)
※ 次のような行為は生活 助の内容に含まれないものであるので留意すること。
1 商品の販売・ 作業等生業の援助的な行為2直接、本人の日常生活の援助に属しないと判断される行為
https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/kaigi/050412/dl/9-3.pdf
1は簡単ですね、商売のお手伝いはできません、という事です。
アルバイトではないですからね。
問題は2に関する事。
日常生活に不要な事はダメですよと言う事は分かりますね。
例を元に、具体的な内容を見ていきましょう。
生活援助で出来ない事の一例
一例
本人以外の人が食べる食事、洗濯
来客の対応
普段使わない部屋の掃除
車の洗車
むしり草
大掃除
お正月などの料理(おせち等)
お歳暮の購入
趣向品の購入
などが挙げられますね。
又、利用できる範囲も指定があります。
・利用者が一人暮らしである
・家族に障害や疾病がある。
・利用者の家族が疾病ではないが、やむおえない事情で出来ない場合。
でなければ利用自体ができません。
会社によっても違う
お勤めの会社が、何を禁止しているのかしっかり把握する必要があります。
もしマニュアルがるなら見せてもらう、なくても確認はしましょう。
やってはいけない事と知りながら、継続するのはいけません。
最悪介護保険が成立しない場合もあります。
わからないなら 上司にしっかり確認!
直属の上司に何が禁止されているか確認しましょう。
わからないといえば、しっかり教えてくれるはずです。
上司がわからないなら、更に上や同僚を頼ってみましょう。
それでもダメなら、このサイトにある内容をよく読み、自己防衛を行いましょう。
利用者さんに頼まれてしまったら?
会社に確認して、しっかり断りましょう。
できない理由をきちんと伝え、生活援助の枠から出てしまうのでお手伝いできません。
とお伝えしつつ、不明点は会社にお問い合わせくださいといえば大丈夫。
契約をする際に重要なことを言っているはずなので、帰ったら対応を報告しましょう。
決して、自分が対応して終わりではいけませんよ?
もしもやっていたら やってしまったら
すでにやっている可能性がある場合。
会社にまず報告をしましょう。
いきなりやめると(今更なんだよ)とクレームになる可能性もあるし、実は会社では許可している事かもしれません。
場合によっては、上司に説明してもらう必要があるかも。
行っている内容を報告して、間違いがないか、今後どう対応したらいいかをしっかり把握しましょう。
なぜやってはいけないの?
禁止内容を行ってはいけない理由は数多くあります。
例えば・・・。
Aさん・Bさん、それぞれ介護士がいて、サービスを行ったとしましょう。
それぞれに、庭の草むしりをお願いした場合。
申し訳ありません。
庭の草むしりは、会社で禁止されているんです。
わかりました!
草むしりやります!
この場合、間違っているのはBさんですよね。
しかし、利用する人はどう思うでしょうか?
じゃあこれから全部Bさんにお願いしよう。
この様に考えるのではないでしょうか?
じゃあこれからはBさんだけに頼もうかな。
ほかの人は来なくていいよ・・・。
一見、Bさんにだけ得がある展開に感じますが、だれも得をしません。
Aさんは今後対応できなくなってしまった。
Bさんだけに来てほしいと依頼があり、Bさんはお休みがある日まで来てほしいと言われてしまう。
会社はそのような事はできないと説明しても、利用する人は納得せず、結果事業所を変えるまでの騒ぎに。
当然、事業所変更まで対応するが、入れるのがBさんだけなので買い物や掃除が滞ってしまった。
ここまで大事になる事は稀です、しかし実際に発生する可能性がある内容です。
誰かが対応してしまうと、対応しない人が悪者になってしまいます。
このような事態は避けるべきです。
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