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結論
介護の仕事はなくならない
企業も介護士も選ばれる時代になる
介護士としてだけでなく、総合的な能力が必要な時代になる
介護士の仕事がなくなることは無い
結論から言えば介護職が無くなる事はないでしょう。
厚生労働省の統計による以下引用文を見てみると分かりますが。
介護保険事業状況報告(暫定)
令和5年1月分(第1号被保険者数、認定者数等)
前月末現在:35845085
当月中増:167433
当月中減:176691
当月末現在:35835827
65歳以上75歳未満:16504844
75歳以上85歳未満:12830082
85歳以上:6500901
https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/jigyo/m23/2301.html
少し前の統計ですら数字てきにヤバいですね。
当然減少もするのですが、おないくらいの数が要介護・支援として登録されている事になります。
そして、人間は加齢を止める事はできない。
つまり・・・
これから2030年に向けてより高齢化社会に加速がかかる事になります。
介護士も大多数が引退する
現在頑張っている介護士さん達。
当然、介護士も年は取ります。
そのため、体調不良や年齢による引退が発生しますよね。
今から5年後 2029年には多数の介護士が引退する可能性があります。
新しい人財を確保できない場合、じり貧の運営を余儀なくされるでしょうね。
しかし現実は・・・離職率トップクラス
介護士の消耗が激しく、若い世代の離職が問題となっています。
これは企業の介護士の使い方や、ノルマ化に問題があると思うのです。
介護保険は1人当たりの収益は限られています、その為により多くの利用者を限られた介護士で見ようとする企業が多くあります。
それこそ規定ギリギリの運営ですね。
いままで利用者の方々は我慢の世代と言われていました、多少のことは我慢しなければという考えの方々です。
これは介護士も同じで、今までは稼ぐためだからと我慢する介護士が多かったと思います。
しかし、これからZ世代やさらに後の世代を介護へ招く必要がありますよね。
新しい世代の確保をしたい
新しい人財と書きましたが、これは同時に世代の確保でもあります。
今の10代~30代、より新しい人財を確保しなければ、介護保険の制度があっても利用できなくなってしまいます。
いまでも施設の空きがない状態、介護士不足で訪問ができない状態、新規の介護士はいない状態です。
介護難民が多発するでしょう。
そうなれば現状の家族間で介護するしかなくなり、働き盛りの世代が仕事に行けない事態となります。
全産業がダメ―ジを受ける事になるでしょうね。
このような理由から介護士が消滅することはありません。
企業と介護士が共に選ぶ時代へ突入する
企業は介護士の選定を始めています。
今までは面接=合格でした。
それだけ人手が不足しているんですね。
しかし大きな企業になればなるほど、介護士の選定は必須といえるでしょう。
中小大企業、いずれも人手不足なのは変わりませんが緊迫度合いが違います。
大企業は多少の苦を我慢する財源がありますから。
だから人財を待つこともできるし、これから輝く人財を発掘することもできる。
当然んですが、そこまでして確保した人財を逃すこともしません。
これは辞めさせないという意味ではなく、辞めたくないと思えるような待遇を用意するという事です。
未来の介護士が安心して働けない限り先がない
働き盛り、子育て世代、しっかりお仕事ができる世代でも問題は抱えています。
共通する点は、いずれの世代も何かあれば休む必要がある。
という事です。
そこで休めない、休んだら小言を言われる、嫌な顔をされる。
こんな職場なら、いっそ転職して働きやすい職場に行こうかな?と考えるのは普通の事だと思います。
介護士が安心できなければ定着などありません。
言葉だけ介護士の為に、などといっても実現できていないなら無意味です。
より安心・魅力的な待遇・働きやすい会社を選ぶ時代
給料・休み・急なお休み・研修・サポート等、介護士が欲しい待遇は数多くあります。
人によってもまったく重視するポイントは違うでしょう。
企業は新しい人財を確保するために、他社よりも待遇面でしっかり対応する必要があると思います。
介護士に選ばれる企業
これを目指すべきです。
この企業を目指すことは会社の規模は関係ありません。
会社の運営体制一つだと思います。
選ばれなければ面接自体発生しないし、人財を定着させる事も困難でしょう。
選んだから絶対受かるわけではない
介護士側も注意する必要があります。
これから先の時代、より待遇のよい企業へ転職するなら確認してほしいポイントです。
企業は優秀な介護士を多く抱えたい、と考えるでしょう。
当然恩恵を受けたい介護士は多くなり、倍率が高くなる可能性があります。
一度高くなった倍率は下がりずらく、面接での落選が多くなる可能性があります。
そのためには・・・
選ばれる介護士になる事(具体例あり)
が重要となるんですね。
具体的には
ほとんどは介護士として従事していれば問題ないのですが、+αの技術とは何でしょうか?
企業では一人により多くの事を求める時代になっていくと考えています。
介護士は介護だけやっていればいい、この考えは近いうちに消滅するでしょう。
介護士だけど音楽ができる、介護士でカウンセリングもできる、介護士だけどブログ運営ができる。
これは大きな武器となり介護士を助けてくれます。
企業が個人を選ぶ大きなポイントとなるでしょう。
自己研鑽を怠らない事こそ、選ばれる介護士の近道なのです。
個人としての総合的な能力が必要な時代に
前章でも書きましたが、介護士+αの技術は重宝されます。
実例では
- ホームページを作ってほしい
- ネット環境を整えてほしい
- PCの調子が悪いから見てほしい
- ブログ運営で施設情報を発信したい
- インスタで情報発信したい
この様な+αの要望にマッチする事が出来れば、採用の可能性や出世の可能性が大きくアップします。
とくに会社内でなんでもできる人、一つに突出した能力を持った人、それぞれ重宝されます。
副業でも自己研鑽でもいいですが、介護士としての能力以外に+して何か能力があれば、企業から選ばれる人財になる事が出来るでしょう。
そして企業からも人材ではなく(人財)として扱ってもらえると考えています。
まとめ
介護の仕事はなくならない
介護士も企業も選ばれる時代になる
介護士としてだけでなく、総合的な能力が必要な時代になる
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