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(介護士)の1日 施設・在宅それぞれの働き方を紹介します

介護全般
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この記事の対象者

介護士の働き方が知りたい

在宅と施設の特徴が知りたい

どんな仕事なのか気になる

結論

訪問系 メリット

時間の融通が利きやすい

夜勤がなくに日中の仕事がメイン

比較的休みがとりやすく、緊急で帰りやすい

訪問系 デメリット

基本1対1の業務となり不安やリスクとなる要因が多い

パートの場合は歩合制に近い勤務の為、8時間働きたいと要望を出しても通らない可能性あり

自宅や病気の状態で介護方法を変える必要があり、新人介護士には荷が重い部分もある

施設系 メリット

まとまった時間働く事が出来、収入を確保しやすい

1つの場所で全員が働いており、応援や相談を要請しやすい

夜勤の給料は高く、多くの給料を稼ぐ事が出来る

施設系 デメリット

体調不良でもすぐに帰れない場合がある

夜勤中は基本1人、変わりの人員が用意できない事も多い

全員が同じ施設で働く事で、合わない人とも一緒にいる時間が長くなる


在宅編

まず訪問介護士についてです。

業務の流れ

施設とは違い、早番などの定めがない。

会社によって、一番早い時間、一番遅い時間は様々。

基本的に時間は決まっており、訪問時間に遅れなければ良い。

1対1のサービスであり、誰にも聞けない為、大まかな手順が決まっている。

手順の構築はサービス提供責任者の仕事(別で記事にします)。

訪問介護とはご自宅まで伺い介護を行う方々の事です。

出社

大抵9時出社。

日によって一番早い訪問に合わせる必要がある。

会社に出社する場合や、相手のご自宅へ直行する場合がある。

出社後

事前に注意事項が伝達されていることが殆ど、出社時に伝えることがなければ、相手の自宅へ訪問を開始する。

体調不良等、緊急の伝達は都度、電話など何らかの方法で伝達される。

訪問(介護業務)

自宅から自宅へ移動し、介護を行っていく。

基本的に1対1となる。

何かあれば電話で確認は可能だが、一人で解決する必要がある。

その為、ベテランで構成されることが多い。

業務終わりには細かく記録を記入し、体調変化があれば都度報告を行う。

休憩

自宅→移動→自宅(この間に大きく時間が空くことがある)、午前が12時まで、午後は15時~等です。

この空き時間は待機+休憩時間となります。

この空き時間の考え方は会社によって様々、パートだと給料がないこともありますが、かわりに空いた時間は自由です。

社員は拘束が発生しており、給与はでますが自由とまではいかない場合が多いです。

1日の終わりに会社へ戻る

全ての業務が終わったら、必ず会社に戻り報告を行います。

電話でもいいところもあります。

体調不良や予定の変更など、細かく報告。

記録用紙があるなら提出します。


翌日の予定を確認し、変更がなければ退社。

訪問のまとめ

訪問介護は、施設と比べるとシンプルです。

しかし常に1対1であること、訪問先によって要望も状態も様々の為まったく違う仕事になる事。

自宅の構造がすべて違う事から、同じ介護業務でも全く違うやり方をする必要がある。

この様に難易度が高く、リスクも大きいことからベテランで構成される傾向にあります。


体調不良時に速やかに報告、救急搬送や応急対応を行う必要がある場合でも、現場には自分一人しかおらず焦ってしまう事もあります。

一見大変そうに見えますが、ダブルワークや子育て世代の方々からは好評。

なぜなら、パート勤務なら、空き時間で自宅に帰ることもできる会社が多いから、ですね。

この様に、メリット、デメリットをしっかり把握し、理想のお仕事を見つけてください。


施設編

事前に、勤務形態についてお伝えします。

一般的な勤務形態として、早番、日勤、遅番、夜勤の種類があり、施設により呼び名は異なります。

早番の場合

早番の仕事は、夜勤のフォローと起床のお手伝い、朝食がメインです。

起床介助

長い時間戦い抜いた夜勤、そこにさっそうと現れる救世主。

それが早番です。

主に7時くらいの時間に活動を開始し、夜勤と共に起床のお手伝い。

着替え、トイレ等を手伝い、普段の位置へ誘導します。

食事までの時間で整容も整えます。

都度、2人で対応するような方は、夜勤と協力し対応。

朝食用意~提供

朝食を用意、必要なら食べやすくカットする等簡単な調理。

全員へ配膳、飲み物の用意。

配膳が終わったら、一人で食べることができない方へ介助。

9時くらいには日中の方と合流

9時を過ぎるとたいていの場合は日勤と被るので、以降は日勤と同じ業務。

その為、以降は日勤の項目へ移動してください。

日勤の場合

施設の中核を担う方々です。

仕事内容は多岐にわたり、柔軟な対応も求められます。

一例ですが以下の業務があります。

日勤業務の一例

・食事のお手伝い

・お風呂のお手伝い

・レクリエーションの開催

・買い物

・洗い物や洗濯

・早番、遅番のフォロー

・都度発生する介助業務

細かく書けば、まだまだあります。

大まかな業務は上記の通りです。

メインはお風呂や洗濯になることが多いです。

都度発生する介助業務は全員が対応する必要があります。

そのためしっかり段取りを組めないと、仕事が終わらない事態に発展します。

慣れないうちは、指示をしっかり聞き、随時確認をとりましょう。

遅番の場合(夜以外は日勤と被る)

遅番が活躍するのは主に18時以降。

日勤帯が帰った後です。

メインのお仕事は

就寝に関する介助業務全般。

夜勤と協力して、希望者の更衣や歯磨き等の整容。

トイレへの誘導やおむつへの交換。

その他日中で使用した物品の片付け。

就寝た後の状態観察。

夜勤への報告(寝ていない人、体調不良の有無)。

当然施設によって、別途追加になる業務はあります。

基本的なところは以上と考えて問題はないでしょう。

夜勤の場合 一部遅番と被る

夜勤の出勤時間は、施設によって様々です。

大抵、日勤帯が帰る直前が多いでしょう。

例えば17時頃です。

メインのお仕事

就寝全般

起床全般

夜間に発生する業務全般

となります。

ざっくり過ぎてわかりませんよね?

順番に解説します。

就寝全般

こちらは遅番と同じです。

違いは、夜間注意するべき方がいるか、全員の説明を受ける事です。

例えば、熱が出ている人がいて、痰が詰まりやすい等。

起床全般

こちらは早番と同じです。

違いは、夜間発生したことを、当日の早番へ伝達すること。

夜間体調不良者や寝ていない方がいるか、普段と違う行動があるか。

細かく説明する必要があります。

夜間に発生する業務全般(ほんとのメイン)

さて、こちらが夜勤の本当のメインの仕事です。

夜勤以外のスタッフは帰宅します、つまり・・・1人ですね。

これが嫌で施設勤務を辞めてしまう方もいるのですが、慣れてしまえば逆に楽、という方もいます。



夜勤は夜中を1人で乗り切ります、当然施設全体では夜勤は何人もいます、しかし受け持つ部屋では自分一人と考えていいです。

夜間の業務は以下

・定期的な見回り

・トイレへの誘導や定期的なおむつ交換

・体の向きを変える等の介助業務全般

・起床してきた方へ随時対応

・体調不良者の随時確認、バイタル測定等

・日中使用した物品の掃除、整頓、洗濯物の整理

・そのほか日中帯からの引継ぎ業務

夜間帯はリスクの塊

夜勤は非常に神経が磨り減る仕事です。

一人だから・・・というのもそうですが、もし今なにかあったら?

すぐ動けるのは夜勤一人です、救急対応?、応急処置?、様々な状況を想定する必要があります。

施設側も対策を練ってくれるところもあります。

予備の人員を置いてくれる、看護師が常にサポートしてくれる、このような対応をしてくれる施設はありがたいですね。

休憩時間は?

夜勤の休憩時間に関して、施設でも論争に発展することが多いです。

大抵の場合、休憩は何も業務がなく、全員が寝ているとき、です。

必要な対応さえして、平和な夜なら比較的休憩時間は多く確保できます。

さすがに寝る事はできませんが・・・。

それでも、スキル本を読むくらいの時間は確保できるし、食事もしっかりとれます。

慣れてしまえば快適だ、という方がいるのもうなづけるでしょうか?。

施設編まとめ

施設の利点は何といっても大勢が同じ場所に努めている事、訪問とは違い応援が欲しい時、わからない事がある時に助けを求める事が出来ます。

次点では、働く時間がしっかり固定されている事でしょう。

訪問のパートだと、介護業務を行うために移動した時間+介護業務時間=時給となります。

つまり待機時間は無給です。

その点で施設では待機していても施設内に居れば時給が発生します、一日〇時間と労働時間をきめている為まとまった時給をもらう事が出来ます。

夜勤で大きく稼ぐ事が出来るのも利点の一つ、大変な仕事ですが給料が良いことも事実です。

逆を言えば、施設系は決まった時間働くことが前提なので途中で抜けづらい事。

夜勤の途中で具合が悪いからと言って、途中で交代する要因がいない、ギリギリの人数なので急な体調不良で抜けるという事が出来ない場合がある。

全員同じ場所で働くので、合わない人も一緒にいる事になる。

このあたりがデメリットとなるでしょうね。


最後に

訪問系 メリット

時間の融通が利きやすい

夜勤がなくに日中の仕事がメイン

比較的休みがとりやすく、緊急で帰りやすい

訪問系 デメリット

基本1対1の業務となり不安やリスクとなる要因が多い

パートの場合は歩合制に近い勤務の為、8時間働きたいと要望を出しても通らない可能性あり

自宅や病気の状態で介護方法を変える必要があり、新人介護士には荷が重い部分もある

施設系 メリット

まとまった時間働く事が出来、収入を確保しやすい

1つの場所で全員が働いており、応援や相談を要請しやすい

夜勤の給料は高く、多くの給料を稼ぐ事が出来る

施設系 デメリット

体調不良でもすぐに帰れない場合がある

夜勤中は基本1人、変わりの人員が用意できない事も多い

全員が同じ施設で働く事で、合わない人とも一緒にいる時間が長くなる

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